「空の巣症候群」「子育てロス」を乗り越えよう!子育てによるブランクが長くても、やりがいのある仕事、それが産後へルパーです!

1.「空の巣症候群」とその対策

(1)「空の巣症候群」とは

空の巣症候群は、「からのすしょうこうぐん」と読みますが、最近では「○○ロス」という表現が流行ったことで、「子育てロス」といわれることもあります。

▶「厚生労働省による「働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト こころの耳」では、「子どもが成長し巣立って、巣(家)が空っぽになってしまったことが、一種の喪失体験となり、寂しさなどを感じることを「空の巣症候群」ということがあります。精神医学的にはうつ状態、うつ病の一種であることが多いものです。」と書かれています。

子供が大きくなって、進学や就職、結婚などで、親との同居から巣立って、自宅を出たり、学業や部活動、仕事、交友活動などで、忙しくなり、自宅で親と過ごす時間が非常に少なくなってしまった時。これまで子育てに全力を注いで、育児と家事に日々追われる生活を長年、続けてきた母親が、子供の世話をする必要がなくなったことで、ぽっかりと時間が空いてしまい、寂しさを感じたり、気分が落ち込んでやる気が出なくなるなど、いわゆる「ロス」といわれる状態のことを指すようです。ひな鳥が育ち、親鳥の巣から飛び立っていった後の空っぽになった鳥の巣に例えて、「空の巣症候群」と呼ばれています。

この「空の巣症候群」と言われる状態が長く続いたり、深刻化すると、うつ病など精神的な病にもなってしまう方もいるようです。特に、夫(父親)は仕事が忙しく、一人で真面目に、一生懸命育児をがんばってきたような人(母親)が、空の巣症候群になりやすいといわれています。

空の巣症候群
空の巣症候群、子育てロスは、誰にでも起きる可能性があります

(2)「空の巣症候群」「子育てロス」の対策

「空の巣症候群」にならないためには、どのような対策があるのでしょうか。「朝日新聞 Reライフ.net」に掲載された「空の巣症候群とは 症状やなりやすい人、乗り越え方を実例を交えて紹介」という記事によると、「空の巣症候群にならないための対策法」として次の4つの行動があげられています。

  • 夫婦のコミュニケーションを良好にする
  • 子どもと関係のない仲間を作る
  • ひとり時間を充実させる
  • 子育て以外の目標を持つ

前半の2つは、夫婦間や家の外で新たな人脈を作るなど、子供以外との人間関係を活性化することいえます。後半の2つは、育児以外に情熱を注いで充実した時間を過ごせる活動を見つけることと、大きく2つに分けられ、空の巣症候群にならないためのポイントは人間関係と子育て以外に打ち込める活動の2つといえます。

(3)「空の巣症候群」「子育てロス」を乗り越える

「空の巣症候群」への対策としてあげられた行動のうち、夫婦間のコミュニケーションはこれまでも努力しているという方も少なくないでしょう。これだけは、自分の努力で何とかなるとしても、それ以外の方法はどうでしょうか。外に出て、新しいコミュニティに参加したり、新たな目標を見つけるために、趣味や習い事、人との交流などは、それなりにお金がかかることも多いです。あるいは、ボランティア活動といっても、何をやったらいいか、全く知らない人ばかりのコミュニティにいきなり入るのは、不安もあるかと思います。

何かを始めるにはお金もかかる、一歩踏み出すには不安もある、そんな中で、新たな活動として「仕事」も選択肢の一つかもしれません。長年、育児や家事に専念する期間が長かった、つまり仕事の「ブランク」(仕事から離れている期間)が長い方には、人手不足の世の中とはいえ、パソコンなどのスキルがあるわけでもないし、就職はハードルが高いと感じられるかもしれません。採用されるとしたら簡単なパートの仕事くらいで、空の巣症候群を乗り越えられるような、目標を持って打ち込める仕事は見つからないと思う方も少なくないかもしれません。

2.子育て後の再就職について

子育てで仕事のブランクがある女性の再就職の実態について、労働を専門に研究する機関が、仕事を持つ約4,000人の女性に調査した結果が公表されています。(『子育て後の女性の再就職 課題とその解決』 労働政策研究・研修機構、労働政策研究報告書 No.96, 2008年)2008年と少し古いものですが、今でも参考になる点も多々ありますので、ご紹介します。

(1)子育て後の再就職の実態

◆初めての再就職の職種

子育て後の再就職の時に就いた職種は、最も多いのが「事務職」ですが、全体の約4割(43.2%)にとどまり、次いで多い順に「専門的・技術的な仕事」(17.5%)、「サービスの仕事」(15.3%)、「販売・営業の仕事」(9.4%)、「技能職・生産工程の仕事」(いわゆる工場勤務のお仕事)(8.5%)と続いています。「事務職」以外の職種に就いた方が半数以上という結果ですが、人と接する仕事、そうでない仕事、手先を使う仕事など、それぞれ向き不向きはありますので、就業した職種が分かれているようです。

出典: 『子育て後の女性の再就職 課題とその解決』(労働政策研究・研修機構、労働政策研究報告書 No.96, 2008年) P82 図 4-3-8 はじめての再就職時の職種

◆はじめての再就職時の雇用形態

子育て後の再就職の時に、正社員やパートなど、どのような雇用形態でスタートされたでしょうか。いきなり「正社員」という方も1/4近く(23.9%)いらっしゃいますが、やはり就業時間の短いパートタイマーという方が全体の6割近く(57.9%)と圧倒的に多いです。

出典: 『子育て後の女性の再就職 課題とその解決』(労働政策研究・研修機構、労働政策研究報告書 No.96, 2008年) P82 図 4-3-7 はじめての再就職時の雇用形態

(2)再就職のための準備

 子育て後の再就職に向けて、どのような準備をされたのでしょうか。最も多いのは「家族の理解を得るための話し合い」(85.8%)ですが、「会社情報等働き先に関する情報収集」(85.4%)や「労働実態についての情報収集」(74.6%)など、仕事に関する情報収集も多くの人がやっていることが分かります。これらが、「スキル習得等能力開発」(48.5%)や「職業資格・免許の取得」(46.5%)よりも多い結果となっています。

 再就職先候補の企業や求人の有無などの「会社情報等働き先に関する情報」や業務内容や実際の労働環境についてなど「労働実態についての情報」といった情報は、2008年はスマートフォンがまだそれほど普及していなかった時代ですが、どのように情報収集されたのでしょうか。

「会社情報等働き先に関する情報」では、「公共機関の相談窓口」を4割ほど(39.0%)の回答者が利用しています。次いで「就職情報の専門誌」(21.1%)が多いですが、最近ではインターネットの求人情報にあたるのではないでしょうか。

単位 %

出典: 『子育て後の女性の再就職 課題とその解決』(労働政策研究・研修機構、労働政策研究報告書 No.96, 2008年) P66 図 4-3-4 情報源 会社情報等働き先に関する情報

「労働実態についての情報」では、様々な情報源がありますが、およそ6割は、友人、知人、ご家族・親戚など、身近で相談できそうな方々となっています。「仕事をするって、実際どうなの?どんな様子なの?」とまずは、ご主人や親しい友人、ご近所の方などに、気軽に話を聞いてみたり、相談したりされたようです。

出典: 『子育て後の女性の再就職 課題とその解決』(労働政策研究・研修機構、労働政策研究報告書 No.96, 2008年) P66 図 4-3-4 情報源 労働実態についての情報

(3)子育て後の再就職者が多い企業

 回答者の「現在の勤務先の従業員規模」では、いわゆる大企業といわれる従業員数1,000人以上の企業で働いている方は6.3%とごくわずかで、従業員数50人未満の中小企業で働いている方が全体の2/3(61.2%)と多数派でした。この報告書によると、日本企業全体の就業者の構成と比較すると、子育て後に再就職をした女性は規模の小さい企業に就業している割合が大きいといえるようです。規模の小さい企業のほうが、子育て後の女性が通勤しやすい、自宅から近い身近な場所に職場があり、大企業と違って小回りが利く分、働き方の面で融通がききやすいといった事情があるのかもしれません。

 私たち産後ヘルパー株式会社も、現在従業員数40人と、子育て後の再就職の女性に選ばれている従業員数50人未満の中小企業です。

 当社の「産後ヘルパー」のお仕事は、これまで子育てに一生懸命打ち込んできたけど、子育てが終わって、空の巣症候群になりそう、子育てロスを乗り越えるために、新たな目標を持ちたいという方にぴったりのお仕事です。

 訪問型産後ケア事業ですので、ご自宅から通いやすい、お客様宅がお仕事の場となります。

 平日を中心に週2日のパートから、フルタイムの正社員まで、シフト制で柔軟な働き方ができます。

 出産と子育ての経験があれば、当社ならではの産後ヘルパー育成の研修制度がありますので、未経験者の方でも、しっかりとノウハウを身につけていただくことができます。集合研修で、先輩や仲間の産後ヘルパーとの繋がりもできます。

 お子様が巣立って、ほっとした半面、寂しさで落ち込んだり、無気力になりそう、「空の巣症候群」になりそうでどうしたらいいの、という方、子育てと家事の経験を活かせる当社の産後ヘルパーのお仕事、新しい活動に打ち込んで、一緒に「空の巣症候群」を乗り越えていきましょう!

3.「空の巣症候群」「子育てロス」を乗り越える産後ヘルパーのお仕事

 産後へルパーは、出産経験、子育て経験、そして主婦経験があれば、誰でもプロとして良い仕事ができ、産後ママから感謝され、やりがいを持って働くことができます。「空の巣症候群」「子育てロス」を乗り越えて、すばらしいライフワークを過ごしていただくことができます。

▶産後へルパーのお仕事の詳細はこちらを御覧ください。

産後へルパー株式会社
産後ママの笑顔をつくる産後へルパーの仕事

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記事執筆者:中小企業診断士 井上 朋子

記事編集者:産後ヘルパー株式会社 専務取締役 中小企業診断士 高久 広

採用担当:産後ヘルパー株式会社 代表取締役 明 素延

実家の母親の愛情を込めた
日本初「訪問型」産後ケアサービス
4,500名以上の産後ママとご家族に『笑顔』と『安心』を届けて、おかげさまで創業11年目です。

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