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産後ケア業界トップクラスの産後ヘルパー株式会社の成長物語Story2

産後ヘルパー株式会社のお客様。産後ケアサービスをご検討の皆様。いつもお世話になっております。産後ヘルパー株式会社取締役の高久(たかく)です。
当社の成長物語をシリーズとして記載しております。今回は第2回目となります。
創業から8期目となった産後ヘルパー株式会社の成長物語を出産間近のママだけではなく、そのご主人、ご亭主、旦那様、お父さん、パパにもお伝えしたいです。
物語は、明(ミョン)代表ではなく、高久目線になっております。一部、明代表の自慢や自画自賛のようなところがあるかもしれませんが、客観的な事実としてご認識いただきお読みいただければ幸いです。

 

1 明代表が産後へルパー株式会社のテストマーケティングとして計画出産したこと

産後ヘルパー株式会社の設立は2014年2月4日です。その時、明代表は妊娠6ヶ月でした。
神奈川産業振興センターのインキュベートルームの審査をパスして入居を始めたのもこのころでしが、明代表が妊娠していることは誰も知りませんでした。これを言ってしまうと、本気でビジネスをやろうとしていないと思われて、入居を拒否されるから黙っていたのだと思います。
あとから聞いたのですが、これは明代表の計画出産だったのです。これは驚きました。つまり、本人が出産時に類似会社のサービスを受けて調査分析したり、ヘルパーを雇用して、自分と赤ちゃんを研修台にしたり、という意図だったのです。ビジネスの本気度を痛感しました。

この話を聞いたあとは、明代表が本気ならば、KIPのインキュベーションマネージャーとして、中小企業診断士として、こっちも本気で支援しなければと思ったのです。

 

2 創業・起業後、半年は売上ゼロ

当たり前ですが、ヘルパーを募集し、研修し、一方でお客さんを獲得しなければ売上はゼロです。
ゼロからビジネスを立ち上げたこともあり、すべてが同時に獲得することは至難です。2014年8月になっても売上はゼロでした。
明代表は、当時の経済産業省の創業補助金(200万円)の採択をされていたので、プロモーションに費用をかけられる状況にありました。そこで、郵便局のポスターはチラシの設置をやったのです。結論ですが、売上はゼロのままでした(笑)。
今思えば、泣いていた姿を思い出します。
そこで次の対策は、インターネットを活用したWebマーケティングでした(詳細はノウハウなので割愛)。ここから少しずつお客さんを確保できるようになったのです。

3 神奈川なでしこブランドへの申請と認定

2015神奈川なでしこブランド認定式

2015神奈川なでしこブランド認定式トークショー

2015神奈川なでしこブランド認定式

2015神奈川なでしこブランド認定式

 

そんなときに、神奈川県では、女性起業家や女性が開発した製品やサービスなどを「神奈川なでしこブランド」として認定し、神奈川県が全面的にバックアップしていく制度にエントリーしてはどうかと明代表に提案しました。本人は「やります!」と勢い良い返事でした。
そこで詳細を確認していくと、応募締切が本日だったことが判明しました。事業計画書は当然ながら作成済みだったのですが、神奈川なでしこブランド用の事業計画書に編集し直す必要がありました。その他にも資料等を揃える必要がありました。流石に間に合わないと思い、神奈川産業振興センターの当時の事務局長に相談し、エントリーの意思表示は本日中、事業計画書は翌営業日にメールで送信すればOK、というご配慮をいただいたのです。今思えば感謝感謝です。結果的に神奈川なでしこブランドに認定され、黒岩県知事の表彰をいただくことになったのです(写真)。

神奈川なでしこブランド平成26年度認定パンフレット

2015神奈川なでしこブランド平成26年度認定パンフレット

 

2015神奈川なでしこブランド平成26年度認定パンフレット

2015神奈川なでしこブランド平成26年度認定パンフレット

 

また、認定されただけではなく、そのあとも神奈川県が産後ヘルパー株式会社をバックアップしていただき、当社のブランディングに大きなプラスとなったのです。

産後ヘルパーの神奈川なでしこブランド 横浜開校記念バザー出店

神奈川なでしこブランド 横浜開校記念バザー出店

 

産後ヘルパーの神奈川なでしこブランド 横浜そごうイベント出店

神奈川なでしこブランド 横浜そごうイベント出店

 

神奈川なでしこブランド展示イベント(横浜そごう)

4 産後ヘルパー株式会社を始め、ベンチャー起業や創業者が成長する要件

18年間の中小企業診断士として、経営コンサルタントとして、1500社以上の経営支援、ベンチャー支援をしてきた高久の考え方ですが、客観的かつ現実的な要件だと思っています。

 

1)経営者の資質要件

・本気やる気と素直、そして頭脳
本気であること、やる気があることは当たり前ですが、素直であることは最も重要です。経営者は常に最善の自分で意思決定をしなければなりません。しかし他人の意見や専門家の助言受けることはよくありますが、それを素直に聞き入れて、分析し、最終的に正しい意思決定をする頭脳をもっていることが必須なのです。聴く耳を持つことが重要だということです。

 

2)前進を止めない研究心、競合調査意欲

まあまあ事業が軌道に乗り始めると、又はうまくいくと、研究心が薄らいでいきます。研究心がなくなると成長は止まります。
また、常に競合を調査し、分析し、対策を講じる意欲と行動が必要です。

これらがないと、自己満足で終わってしまい、成長は止まります。

 

3)選択集中と思い切った行動

選択・集中は企業経営に必要な考え方であり、一般的ですが、必ずしも良いことばかりとは限りません。選択・集中したことにより、集中の周辺にあるチャンスを獲得できなかったり、集中した市場の縮小や競争驚異により、集中によるリスクを抱え込んだりすることはよくあります。
よって、ここぞという時に選択・集中した上で、やると決めたら即決して推進する行動力、加速力が必要です。これがないと、チャンスをつかむことができないで終わってしまいます。

チャンスはめったに来るものではありません。稀に来るチャンスを確実にキャッチするには選択集中していないと認識できないことがあります。そして決めたら躊躇なく行動することが重要です。

一方で、集中を緩めて広げると、広げた市場の過当競争に巻き込まれたり、中途半端な参入になったりといったこともよくあります。

それだけ、企業経営は難しい判断に迫られるということです。

以上、自画自賛のように聞こえてしまうかもしれませんが、明代表は成長する要件の大半を備えていました。だからこそ成長できたのだと思います。

 

今回はここまでにします。

 

次回は、かながわビジネスオーディションにエントリーし、惜しくも優勝は逃しましたが、実質優勝と同じ評価をいただいた、というお話をします。

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